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分離ワーク(魔境を抜け出す)詳細

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分離ワーク
(魔境を抜け出す)
詳細です。


基本的には順番に進めるほうが
スムーズだとは思いますが

どうしても気になるものがあったら
それを先にやっても良いですし

どうしても苦手なものがあったら
無理してやる必要はありません。

進め方は自分自身で決め、
決めたからには時間がかかっても良いので
ノートに書きとめながら、コツコツと
実践していくようにしてください。



★呼吸を意識する★

呼吸というのは体の営みの中で
無意識→意識することができるものです。

自分の呼吸を意識して観察することで
自分の感情が呼吸にどのような影響を
及ぼしているのか?を知るきっかけになるでしょう。

浅い呼吸の時は自分はどのような状態か?
深い呼吸と時は自分はどのような状態か?

鼻から呼吸しているか?
口呼吸しているか?

息を吸ったとき
肩が上がるのか?
お腹が膨らむのか?
お腹が凹むのか?

空気を吸ったときどんな感じがするか?
空気を吐いたときどんな感じがするか?
呼吸を止めたらどんな感じがするか?

などなど・・・
一つ一つ書きとめながら
自分の呼吸を意識し観察してみてください。

もしも、呼吸を意識することで
苦しくなるようでしたら無理しないように。

このワークは今まで無意識だったものに
意識を向けるという訓練です。

無意識→意識となった時
どのような変化があるのかを
みていきましょう。

慣れてきたら
呼吸を意識し変えることで
自分の状態を変えることも出来る
ようになります。

できたつもりではなく
意識的にやり結果として
状態が変わった。と思えるまで
繰り返し取り組むと良いでしょう。


★身体を意識する★

自分の身体というのは
一番わかりやすい境界線です。

自分の身体を意識することで
自分と世界の分離を
意識することが出来るようになります。

自分の手で体の様々な部分を触ってみましょう。

触った感覚はどんな感覚か?
触られた感覚はどんな感覚か?

ノートに書きとめてみましょう。

鏡を見て自分を観察してみましょう。
自分はどんな人にみえますか?
それは、自分の思った自分と
同じでしょうか?違うでしょうか?

その印象は嬉しい時悲しい時
元気な時、疲れている時で
何か変化するでしょうか?

客観的、主観的に自分の身体を見て
その印象を書きとめてみましょう。

自分の身体の感覚を知るためには
軽い運動なども役に立ちます。

背伸びしたり、手を伸ばした時
どんな感覚になるでしょうか?

縮こまったり、手を曲げた時
どんな感覚になるでしょうか?

寒い空気、暖かい空気に触れたときは
身体と空気の境界線は感じるでしょうか?

実際にやってみて、これも
ノートに書きとめてみましょう。

慣れてきたら、目を閉じて
身体に触らずに

自分の身体と世界の境界線を
探してみましょう。

自分の内側から世界を感じ
世界の側から自分を感じてみましょう。

最初のうちは、意味が分からないと思いますが
何度も繰り返すうちに
自分の身体に意識が向くようになります。


★記憶を意識する★

実は記憶というのは、結構曖昧なものなのです。

見たもの聞いたもの感じたもの
一瞬にして忘れてしまったりもしますし

絶対にこうだった!と覚えている
記憶だって、もしかしたら
思い込みなのかもしれません。

今から10年前に考えていたことが
今も同じく考えているかどうかは
はなはだ怪しい(笑)ということです。

自分の記憶を意識してみましょう。

ふと疑問に思ったことや
思い出したことを

ノートに書きとめてみてください

また何日かたったあと
そのノートを読み返してみてください。

あなたの記憶は鮮明に蘇るでしょうか?
それともまるで、他人が書いたかのように
よそよそしい記憶でしょうか?

昔の写真を見た時どんなことを
思い出すでしょうか?

友達と記憶の行き違いが
起きたことはないでしょうか?

毎朝夢の記憶はありますか?

一言日記のようなものを
ノートに書きとめてみると
自分の記憶の系統がみえてくるでしょう。


★心の声を意識する★

自分の心の中の声に無意識な人は多いです。

しかし、実は実際に声には出さなくても
人は様々なことを考えています。

自分の心の声を拾わずいると
無意識の反応が増えます。

なぜだかわからないけれど
急に不安になった。

なぜだかわからないけれど
急にイライラした。

などなどは、実は心の声が無意識のうちに
反映されていることも多いのです。

なかには、無意識の心の声が
映像として感じたり、感覚として
押し寄せてきたりする方も
いらっしゃるようです。

始めのうちは難しいかもしれませんが
自分の心の声に意識を向け
ノートに書きとめてみましょう。

些細なことでもネガティブなことでも
構いません。

書きとめた心の声は
肯定も否定もする必要はありません。

ただ単に「こう思ったんだな」だけです。

これを繰り返していくと
自分の行動パターンと心の声の
関係がみえるようになってきます。

一見、誰かにそうさせられた
(怒らされた、傷つけられた)と
感じていたことの中にも、無意識の
自分の心の声が関係している場合があるのです。

自分の心が何に反応しているのか?が
わかってくるようになると、
事実と自分の心の声(自分の感じ方)が
別々に(分離して)みえるようになってきます。

慣れてきたら、ノートに
事実とその時の心の声を
分けて書きとめてみるのも良いでしょう。


★自然の中に行く★

自然の中に行くと心地よくなります。

自然はただそこに在るので
「あなた」に何かを働きかけてきません。

あなたに気を遣うことも、
意地悪をすることもありません。

もしも、自然の中にいる時に
嫌なことがあったとしても

自然はあなたに「嫌なことをしてやろう」
と思っているわけではないのです。

自然の中にいると
そこで感じる「良い、悪い」は
自分の中から出てきたものだと
とてもわかりやすくなるのです。

太陽が照った時
雨が降った時・・・に

自分がどう感じるのか?は
自分の今の状態から
導き出されるだけである。ということです。

出来る範囲で自然の中に出かけ
その時の自分の状態をノートに
書きとめてみましょう。

同じような風に吹かれたとき
感じ方が違うのは
自分の状態が違うのです。

心の声がわかりにくかった人も
自然の中に自分をおくことで
他人に影響を受けにくくなり
無意識の心の声がみえるようになったりもします。

疲れた時、元気な時
取り立てて理由が無いときでも

自然に学べることは
大変多いのです。

ノート片手に出かけてみましょう。


★人混みの中に行く★

自然の中に行くのとは反対に
人混みの中に行くのは
苦手な方も多いかもしれません。

誰も自分を知らない。

そんな人混みの中にいる時。
あなたはどのように感じますか?

寂しいでしょうか?
どこかほっとするでしょうか?

それとも、どう思われているか
気になるでしょうか?

どんな感じ方でもいいのです。

人混みの中で自分がどう感じたか?を
ノートに書きとめてみましょう。

心がザワザワするのなら
自分と人混みの中の人の
気持ちが混ざっていないか?を

少し考えてみるのも良いかもしれません。

混ざっているような気がしたら
そのこともノートに書きこんでみましょう。

人混みから離れ
自分一人になった時

感じ方はどのように変わりましたか?

人混みの中にいた時
自分一人になった時

感じ方の違いをノートに書きとめ
人混みがどのように自分に影響を
及ぼしているのか?をノートを見直して
確認してみるのも良いでしょう。


★1人になってみる★

自然の中に行く。人混みの中に行く。
背景の違いがどのように自分に影響を及ぼすのか?
・・・を試して記録してみたら。

今度は一人になってみることを
意識的に体験してみましょう。

外側の背景がどうなのかは関係なく
自分一人人なった時は
どのように感じるでしょうか?

一人になった時どんな感じがするか?を
ノートに書きとめてみましょう。

一人になったら心の声は聞こえますか?
また、外側の背景は自分にどのように影響するでしょうか?

一人でいる自分を
自分はどう感じるでしょうか?

何からも影響を受けないとしたら
あなたはどんな人間なのでしょうか?

今の世の中一人きりになることは
なかなかに難しいことかもしれません。

ただ、周りに人がいたとしても
自分で自分の心をただ見ることは
「一人になった」ということです。

心細いようだったら心細い様子を
ホッとするようだったら
ホッとした様子を

ノートに書きとめてみましょう。

いつも誰かの影響を受けていると
感じている場合。
このワークは大きな意味があるでしょう。

意識的に一人になって
自分自身との対話を
ノートに書きとめてみましょう。

一人になったつもりが
常に誰かのことを考えているのだとしたら
その誰かの影響を無意識のうちに
受けているのかもしれません。

それが意識に上るのも、
意識的に一人になる副産物です。

その場合は、一人になっても
誰かのことを考えている自分を
ノートに書きとめてください。

書きとめて意識にあげるうちに、少しずつ
本当に一人になれるようになってくるでしょう。


★動物とコンタクトをとる★

動物とコンタクトをとってみましょう。

ペットを飼っている人はペットと
ペットを飼っていない人は
動物と触れ合えるカフェや動物園
水族館などへ動物にあいに行きましょう。

動物と触れ合う時は
意識して心を静かにしてみてください。

心を動物とシンクロさせるように。
自分も動物になったような気分で。
動物と触れ合ってみましょう。

動物と意思の疎通は出来ましたか?

動物とコンタクトをとった時の
自分の状態と動物の状態を
ノートに書きとめてみましょう。

これは回数を重ねるごとに
感覚をつかみやすくなってきます。

その過程を記録しましょう。

このワークは
言葉にはならない感覚を
磨くことに役立ちます。

「なんとなく」良いとか悪い
「なんとなく」好きとか嫌い

その奥に、この言葉にならない感覚
というものが隠れています。

動物は正直です。

あなたの心に、焦りや不安
強引さや落ち着きのなさを感じれば
動物たちもよそよそしくなります。

反対に

あなたの心に、優しさや満ち足りた気分
自然と調和した落ち着きを感じれば
動物たちはノビノビとした姿を見せてくれるでしょう。

自分の心とそれを映す
動物たちの状態を
ノートに書きとめていきましょう。


★嫌いな人について考える★

だんだんハードなワークになってきます。

このワークはあまり無理はせず
ゆっくり進めていきましょう。

もしも辛すぎるようだったら、
以前のワークをもう少し繰り返してから挑戦したり
気分転換に気に入ったワークを間に入れながら
進めてみてください。

では、いきますよ。

あなたが嫌いだと思う人。
もしくは、皆に嫌われていて
あなたもこの人は嫌われるだろうなぁ
と感じる人。の嫌われる理由を
ノートに書きだしてみてください。

人のことを悪くいってはいけない。
という、無意識の価値判断が強い人は
大変辛い作業になるかもしれませんが。

この作業は、相手の悪口を言う。などの
相手に失礼な態度をとる。
相手に不利益を与える。などの行為ではありません。
(このワークにかかわらずノートは誰にも見せないでください)

あくまでも「嫌われる」とはあなたにとって
どのようなことを指しているのか?を探るための行為です。

「これをやったら嫌われるわー。」
というのははたして本当のことなのか?

同じことをしたら、誰でも絶対に
どんな人からも嫌われてしまうのか?

あなたが嫌っている人のことを
嫌っていない人とあなたでは
何か違うものが見えているのか?

などなどを「嫌われる理由」を書き出し
様々な角度から検証することで探ってみてください。

コツコツとつづけることで
自分の中に無意識で癒着している
「嫌われる条件」が少しずつ
みえてくるのではないかと思います。

その条件には、正解も不正解もありません。

単なる自分の好みという場合もあるでしょうし、
その人の何が嫌いなのかもわからないまま
無意識の反応で嫌ってしまっているかもしれません。

嫌われる条件そのものがよくわからないまま
誰かに合わせて嫌っているだけなのかもしれません。

このワークは楽しいものではないかもしれませんが
しっかりと書き出し様々な検証を重ねると

闇雲に人を嫌うことが、少なくなり
自分に課せられた「嫌われないため」に、

やらなければならないことや
やってはいけないことなどが
少しずつ減り、そのぶんだけ自由な気持ちに
なれるかもしれません。

また、嫌いな人について考えることで
自分が「嫌われる恐怖」も
少し軽減する可能性もあります。

もしも自分に変化があった場合は
その変化もあわせて書きとめておきましょう。


★人の目について考える★

人の目について考える。

何かをやろうとするとき
何かをやめようとするとき

ふと誰かの目が気になったりしませんか?

誰かの目が気になるとしたら
それは誰の目でどんな目なのでしょうか?

ノートに書きとめてみましょう。

漠然としたものを意識的に
書きとめ認識することを繰り返すうちに

今までよくわからないままに
制限されていた自分の行動が
意識的に選択できるようになります。

自分の行動がどんな人の目を気にし
どのように阻害されていた
(ように感じていた)のか?を

ノートに書き出し目で見て認識することで。

本当は気にする必要が無かった・・・
なんてことにも気が付くかもしれません。

また、自分が気にしている人の目は
実はそのまま自分の目でもある。

・・・ということにも、
気が付いてしまうかもしれません。

そのような気が付いたこともまた
ノートに書きとめておきましょう。


★苦手なことをやってみる★

いつもやらないことをやってみる。
苦手だなぁと思うことをやってみる。

・・・のは、新たな視点から
自分を知るヒントが沢山あります。

まずは自分の苦手なことを
ノートに書きとめてみましょう。

苦手なことって何でしょうか?

いつもはやらないこと
いつもはいかない場所
いつもは着ない服
いつもは避けていること

ちょっと抵抗があるかもしれませんが
書きとめてみましょう。

そして、出来そうなことから
チャレンジしてみましょう。

チャレンジは成功しても失敗しても
全くかまいません。

やってみたら、楽しかった。でも
やってみたら、やはり嫌だった。でも
どちらでもいいのです。

ただチャレンジした時の
気持ちやその時考えた事なんかは
ノートに書きとめてみてくださいね。

実際にやってみると
「苦手だ」と思いこんでいたことが
実は自分が思ったことではなかった。

なーんてことがみえてくるかもしれません。
(みえてこないかもしれません。笑)

自分の苦手はどこからくるのか?を
考えることは、自分を見つめることにも
繋がってくるのです。


★毎日決まったことをやる★

毎日決まったことをやる。というのは
魔術や錬金術の修行においても
とても大切にされております。

というのもこのワークは
自分を知るのにとても役立つからです。

毎日決まったことをやり
それについて書きとめることは
自分の輪郭をはっきりさせることに
繋がってくるのです。

「同じことをしている」のに

毎日向き合う気分が違う。
少しずつ簡単になってきた。

などなど。

同じことをしているからこそ
「自分」がみえてくるということですね。

ちなみにこれは
書きとめておかないと
違いに気がつくことは難しいです。

人って知らず知らずのうちに
成長していますからね。

大変地味な作業ですから
もしかしたら三日坊主に
なってしまうかもしれませんが

それはそれで構いません。

それらも書きとめておくことで
自分の傾向もまたみえてきたりもしますから。

もちろんこの分離ワークを毎日やって
それを書きとめるというのでも構いません。

少々面倒でもやり終わった後は
スッキリするようなことを
やってみるのがお勧めです。

どんな時でも変わらず
決まったことをやることは
あるタイプの人にはお守りになりますし。

どうも決まったことが苦手のようだ。

・・・という場合も、結果的に
様々なことに挑戦することになり

それはそれで
自分がみえてくるようになります。


★価値判断をさぐる★

自分の中の価値判断を探ってみましょう。

価値判断とは自分の中の掟
のようなものです。

当たり前のように自分が
決めている掟ということですね。

これはなかなか意識に上げるのが
難しいのです。なんせ当たり前ですから。
ほとんど無意識なんですね。

ですから一気に書き上げようとせず
少しずつ書き出してみてくださいね。

一般常識と思われるようなものから
人と話した時ふと感じる違和感
自分が当たり前のようにしていること

などなどの奥に自分の価値判断は
隠されています。

自分の心の中の声を
丁寧に拾いながら

その自分の心の中の声を
生み出すもととなる
自分の中にある価値判断を
探してみましょう。

価値判断には良いも悪いも
ありませんし、
沢山あっても、なくても
そこに優劣善悪はありません。

ただ、意識にあげるかどうか?の
違いは生まれます。

自分の意識にあがっている
価値判断は「こだわり」や「選択基準」になり

自分の意識にあがらない価値判断は
無意識に自分を縛ったり
窮屈さを感じる原因になったりもします。

価値判断自体に
価値判断をせず

まずは意識にあげノートに書きとめる
作業からはじめてみましょう。


★過去をさぐる★

自分の年表を書いてみましょう。

いつどこで生まれ
どんな学校に通い
どんな仕事をしたか?

思い出せることからでいいので
書き出してみましょう。

どんな記憶がありますか?
そしてそれは事実でしょうか?

年表を書き出し
それを客観的に見た時
どんな人物像が浮かびますか?

どれだけの人が
自分に関わってくれたでしょうか?

自分の考えが変わった
ターニングポイントはどこですか?

どんな出会いを経て
今の自分がつくられましたか?

そしてこの先
どのような人生を送りたいですか?

なりたい未来に役立つ過去は
どんな過去の経験ですか?

反対に自分を縛る過去とは
どんな過去でしょうか?

そしてその過去の影響は
薄れさせることは可能でしょうか?

年表を書き出すうちに
自分の人生というものは

自分だけでは成しえなかったこと
そして、それと同時に
自分がいなければこれらの過去も
なかったということも
みえてくるかもしれません。


★悩み相談ワーク★

悩み相談ワークとは
悩み相談をする。のと
悩み相談にのる。のを
両方やるワークです。

このワークを続けると
客観性を養うことに繋がります。

まずは自分の悩みの相談を
ノートに書きましょう。

文章は、長い文章でも
短い文章でもかまいませんが、

もしも、誰かに相談するとしたら
どのように相談するか?を考え

はじめて相談された人でも
内容がわかる程度には細かく書いてください。

悩みの相談を書き終えたら
その日はいったんノートを閉じましょう。

最低一晩以上おいたら
またノートを開きます。

悩みの相談のページをしっかりと読み

自分が悩みを相談されたつもりで
その相談の答えをノートの次のページに
書いていきましょう。

なるべく親身になって、相談者が
幸せになれるような答えを考えてみてください。

ダメだししたり投げ出したりせず。
かといって、同調しすぎたりもせず。

長い目で見た時幸せになれるような
アドバイスができると良いですね。

悩みを相談する。
悩み相談を受ける。

違った立ち位置で同じ事柄を
眺めた時そこには何がみえるでしょうか。

悩みを相談するものと
悩み相談を受けるものには
それぞれ視点の違いがあります。

悩みを見つめるものと
解決法を見つめるものは
同じ悩みを見ていても
違ったものが見えてくる
ということなのかもしれません。

ノートに書くということで
視点の変換がしやすくなりますから
是非ノートにしっかりと書き込んで
トライしてみてください。


★結界を張る★

結界を張るとは、嫌なものを消すことではありません。

自分と自分以外のモノに
正しい距離をとるということであり、

自分が意図的にその距離感を決める訓練する。
ということです。

なんとなくいつも考えてしまう
誰かのことや、目の前の人の機嫌など

本来自分とは関係がないはずなのに
いつも引きずられ、気がつけばそのことばかり
考えてしまっている事柄があるのだとしたら。

「意識的に結界を張る」というのをやってみましょう。

やり方は簡単です。

想像の中で自分の半径1メートルくらいに
透明なバリアをはるのです。

これは、ちょうど、しっかりとしたシャボン玉の中に
自分がすっぽりと入るような感じです。

さて、結界の中の自分はどんな感じがしますか?

ホッとするでしょうか?
それとも、罪悪感がありますか?
ノビノビとするでしょうか?
それとも意外と窮屈でしょうか?

一日、この想像の結界を張って過ごしてみましょう。
そしてどんな気持ちがしたか?をノートに書き出してみましょう。

結界を張ったにもかかわらず
誰かの思いが気になるのだとしたら
それはどんな思いでしょうか?

ノートに書きとめておきましょう。

その誰かの思いは本当に誰かの思いでしょうか?
「誰かの思いだ」という自分の思いではないでしょうか?

結界を張るのと張らないのとでは
その思いの威力は変わるでしょうか?

結界を張った日、張らない日の違いも
ノートに書きとめておきましょう。

自分と自分以外のモノには適切な距離がある。
ということをつかむためには、
まずは癒着をはがす必要があります。

結界を張ってもなお、
流れ込んでくるように感じるモノは

もしかしたら、自分からも
取り込んでしまっているモノなのかもしれません。

自分の思いと他人の思いとは
別々のモノである

ということを知るためには
「結界」のように意図的に壁を作ってみることは
案外役にたったりするのです。

透明の壁を通して世界を見たら
どんな感じがするでしょうか?

また、自分にとっての他人にも
透明な壁があるのでしょうか?

毎日頑張ってやる必要はありませんが
結界を張ることを意識してみることで
「自分」と「自分以外」の関係性が
ハッキリとしてくるかもしれません。


★人との関係性を知る★

人との関係性を図として
考えてみるワークです。

★人との関係性を知る★を参考に
自分の周りの人間関係について
ノートに図解してみましょう。

人との関係性を知ることは
自分を知ることにも通じることです。


★コードカット★
(妄想を断ち切る)

コードとは「自分」と
自分以外との関わりのことです。

この関わりは、目に見えるモノもあれば
目に見えないモノもあります。

関わりというコードには(自分にとって)
心地が良いものもあれば、
あまり心地が良くないものもあります。

コードカットとはこの心地の良くない
関わりを意識的にカットするということです。

コードカットの方法は様々あり
簡単なものですと
お塩を入れて入浴なんていうのもあります。

特定のコードを意識しない場合
「浄化」なんていう呼ばれ方もしますね。

目に見える関係を整理する
人間関係の整理なども
ある意味ではコードカットと
言えるかもしれません。

目に見えない特定のコードを
意識して切断したい場合は

イメージ上でハサミ(などの切断道具)を使って
自分にとって良くない関係性を
チョキン!と切り取る。といった方法もあります。

このワークではまず、自分の中にある
様々なコードを書き出すことから始めましょう。

人は生きている限り様々な関係性を持ち
様々な影響を受けたり与えたりします。

自分のコード(影響を受ける関わり)は
どの程度あるでしょうか?

またそれぞれどのようなコード(関わり)でしょうか?

自分のコードとそのコードがどのようなものか?を
書き出すことが出来たら、自分に必要が無い
と思われるコードをカットをしてみましょう。

コードカットをしたら、どんな気持ちになりましたか?

スッキリしたでしょうか?
のびのびとしたでしょうか?
それとも、何か落ち着かないでしょうか?

その時の気持ちもまたノートに書きとめておきましょう。

コードを意識し、コードカットをしてみて
自分の感情の変化を観察してみるうちに

カットしたモノはカット後も
(例え自分とは無関係でも)変わらず存在すること。

コードを繋いでいたのは
自分でもあったこと。

一見無駄のように感じたコードでも
「自分」を認識するためには役立っていたこと。

などなどが、見えてくるかもしれませんね。


★自己肯定感を知る★
(否定を恐れない)

実は、本来の意味での
自己肯定感を知るためには

肯定する場合の条件
(〇〇だから良い。〇〇だから悪い。)
を超える必要があります。

これを超えるためには
ある程度の訓練と努力が必要です。

ここでのワークではその訓練や努力の
きっかけや糸口を扱っていきます。

まずは、ノートに自分の長所を
書き出してみましょう。

いくつでも良いです。

ここで沢山書ける人は
比較的ポジティブなタイプの方が
多いようです。

逆にあまり書かない人は
自分に厳しいタイプの方が多いです。

とはいえ、それ自体は大した問題ではありません。
それは単に物事の見方の癖でしかないからです。

長所を書き出し終わったら
その長所に矢印を引き
見方を変え短所に書き換えてみましょう。

長所・元気がいい→短所・元気がよすぎて騒がしい。

といった感じですね。
全部を書き換え終えたら
長所と短所を眺めて

そのノートに大きなマルを
つけてください。

自己肯定感とは長所や短所という
条件や価値判断を超えたものなのです。

良いところがある(という条件がある)から
肯定できる。ということではありません。

また、悪いところがあるから
肯定できない。ということでもありません。

・・・というか、このワークをしたら・・・

長所と短所は表裏一体であり
どちらも見方の違いと、使う場や使い方、

そして

どの程度の訓練や努力をして身につけたものなのか?
どの程度の経験を積みやりこんできたのか?
という問題でしかない。ことが見えてくるでしょう。

長所も短所もあるが、それを超え
それらを使う力をつける努力と訓練をすること
ができるということ。

もしも、訓練の結果が思うようにいかないとしても
それはそれで、また良いのだ。ということを知ることで。

自己「自分」を肯定するということが
どんなことなのか?が
改めてみえてくるかもしれません。

自分の短所や否定された感じがするところが
どうしても気になるようならば

短所を書き出しそこに矢印を引き
見方を変え長所として眺めてみてください。

短所が短所として成りたつ場合
「使う場」や「使い方」が上手ではない
可能性が高いです。

短所があっても大丈夫。と気がつけば、
(自己肯定感がある状態)
「使う場」や「使い方」が上手くなるよう
訓練をすれば良いだけだとわかるでしょう。
(もちろん努力は必要になりますが・笑)

「条件を超える」という感覚を掴むためにも、
ノートに長所・短所をしっかりと書き出し
見方を変える訓練を続け、本来の自己肯定感を
見つけるることは、とても重要なワークになります。


★自分の世界の曼荼羅を知る★

ノートに自分の世界の曼荼羅を
書き出してみましょう。

あまり難しく考えず、ノートの
1ページをつかい

その中心に自分を描き
自分の周りに自分と関わっている人たちや
自分が大切にしているモノなどを
描いていきましょう。

自分と周りの人の関わりを
コードとして描いてみたり

自分と周りの人の距離感や
影響の大きさなども
描いてみるのも良いかもしれません。

自由に描いてみましょう。

自分の世界を曼荼羅の様に描くことで
「自分」をつくっているのは
「自分」と関わる人やモノだとも
言えるかもしれないことに気がつくかもしれません。

また、自分の世界には
沢山の人が関わっていることも
みえてくるでしょう。



分離ワークによって「自分」を知るということは
自分と関わる「他人」を知る事でもあります。

「自分」と「他人」は違う。
という分離を知ることで初めて

お互いの違いをそのままに含むこと
(抽象度を上げてみること)
という統合の糸口が見えてきます。

魔境を抜け出すためにはまず
「魔境」を認識する必要があります。

「自分」は自分である。という
スタート地点に立って初めて

自分が何に依存し何と癒着していて
その無意識うちに閉ざしていた世界が
魔境となっていた。

ということに気がつくでしょう。

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